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| 1:48 Curtiss P-40K Warhawk (Revell) | 
					 
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						製作:1999年2月20日 
				記事:1999年2月20日  | 
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						レベルが1979年頃に数種類発売した1/48単発戦闘機キットのひとつである。 
				この当時発売されたレベルの1/48は種類が少く(たぶんP-51D、Bf109G-10、Spitfire Mk.IIaと、このP-40Eの4種類)、現在再販されているのもBf109G-10だけなので、そういう意味では貴重なキットである。 ちなみに、これ以外のレベル1/48キットでは、B-25を模型店で見たような気がする。 デキの方はと言うと、同社の1/32をスケールダウンしたような感じで、後部胴体のとらえ方や主翼の厚さ、翼下面の機銃パネルの膨らみがないなど、問題点も共通している。 全体的にはモールドが繊細で感じが良くパーツの合いも比較的良い。 ただ、コクピット内部やキャノピー、主脚ハウジング内などの表現があまいが、発売年度を考えると、仕方がないところか? 表面モールドは、1/32では凸彫り+外板の重ね合わせが表現された、意欲的な内容であったのが、本キットでは単純な凸彫りとなっている。 実は、塗装直前までE型で問題ないと思っていたのだが、手元の資料でE型でキットのようなフィッシュテール型の排気管を装備したものが見あたらなかった。 フィッシュテール型の排気管が付いているK型とするには、垂直尾翼前のドーサルフィンが付いていない。悩んだあげく、資料(1)にすばらしいカラー写真もあったので、垂直尾翼を改造してK型をすることとした。  | 
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						◇コクピット・キャノピー
					 
					
						コクピット内部は一応のものは揃っているのだが、少々ガランとしているので、プラ板や延ばしランナーでサイドパネルなどをデッチアップしてある。 
				照準器のガラスを透明の極薄プラ板で作り、シートベルトをドラフティングテープで追加した。 キャノピーは透明度、形状とも問題ないのだが、後部の三角部分は接着が難しく、きれいにいかなっかった。今回作った機体は、角形のバックミラーが付いているので、プラ板で追加してある。  | 
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						◇胴体
					 
					
						最初に書いたとおり、胴体後部の形状がおかしい。(実機は少し猫背になっているが、このキットは真っ直ぐになっている。)形状的には修正が難しいので、そのままである。 
				モールドは凸彫りなので、凹彫りに直してある。パネルラインはキットを信じて良さそうである。  | 
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						◇主翼・尾翼
					 
					
						主翼は平面形は良いのだが、翼厚はだいぶ厚く、独特の翼端のそり上げが再現されていない。翼厚の修正はあきらめ、翼端だけはプラ板で張り替え、修正してある。 
				下面の機銃パネルには、肝心の機銃機関部のふくらみが全くないので、プラ板で再現しパテでなだらかに整形してある。 パネルラインは彫り直したが、機銃パネルのモールドはオリジナルが良いので、それを活かすようにしてある。また、機銃口の形状がキチンとしていないので、全て削り落とし細いプラ棒とアルミパイプで作り直してある。 左翼下面の着陸灯は、透明プラ材でレンズを作り、金属製の反射板を組み込んである。また、翼端の編隊灯は色付きの透明プラ材で追加してある。 水平尾翼はあまり問題ないが、胴体のフェアリングとの厚みが合っていないので、パテで充分に整形する必要があった。 水平尾翼は、K型とするためプラ板でドーサルフィンを追加した。また、左側面に大きめのヒンジがあるので、プラ板で追加してある。  | 
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						◇エンジン・プロペラ
					 
					
						エンジンカウリングの形状は非常に良い。排気管の取り付けを左右間違えてしまったようで、少し上向きになってしまった。 
				プロペラは少し細すぎるような気がするが、適当なものがないので、そのまま使ってある。スピナーの形状は問題ないが、合わせ目の整形が難しい部品割りになっており、整形に苦労させられた。  | 
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						◇降着装置
					 
					
						主脚柱はオレオ部分がカバーが被ったようになっているが、こういう機体の写真は見つからなかった。このオレオ部分の修正はやっていないが、根本の支柱とブレーキパイプは追加してある。 
				主輪はトレッドが全くないが、こういうタイヤも実際に見られるので問題ない。主輪と一体なった裏側のハブが厚過ぎるので、タイヤに収まる厚みに修正してある。 脚カバーは厚みなどに不満が残るが、作り直すほどでもないので、そのままとしてある。 尾輪は支柱との一体整形で、少し実感に欠けるがそのままである。  | 
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						◇小物
					 
					
						矢尻型の先端を持つピトー管は真鍮線(0.3mm)にハンダを盛り上げてトゲを作り、真鍮パイプ(0.8mm)と組み合わせたもので置き換えてある。 
				キットには、まともな形状の増加タンクが付いているが、訓練部隊ということもあってか、写真の機体は装備していない。この際、胴体下面の取り付け穴は、もちろん延ばしランナーで埋めてある。  | 
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						◇塗装・マーキング
					 
					
						塗装は資料(1)にカラー写真が載っている46FS(訓練部隊)1番機とした。 
				下面ニュートラルグレイ、上面オリーブドラブにダークグリーンの斑点迷彩の典型的なアメリカ陸軍機塗装である。 国籍マークはそで付きで赤い縁取りがあるもの。スピナーは白、機首の機番1は黄色(資料2のカラー図は白色としてあるが、これは間違い)、左側面の大きな説明書きがアクセントとなっている。 塗装は、エアブラシによる吹きつけ塗装。国籍マークなどもマスキング+エアブラシで仕上げてある。尾翼のシリアル番号(黄色)は適当なデカールから流用した。  | 
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						◇まとめ
					 
					
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						◇参考資料
					 
					
						1) 世界の傑作機 No.39 カーチスP-40ウォーホーク 1993年3月号 
				2) AIRCAM AVIATION SERIES No.8 CURTISS P-40D-N WARHAWK  | 
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